2017/01/27
障害者の割合 [情報(全般)]
今回は、我が国日本における「障害者の割合」についてです。
私は「障害者の割合は増えてきている」という話を
目にしたような覚えがあるのですが、実際のところはどうなのか…
という訳で、調べて見つけた以下のデータを基に、
「障害者の割合」についてまとめてみました。
出典(引用ではなく参考)
・昭和55年国勢調査 ~ 平成22年国勢調査 人口推計 (総務省統計局)
・平成25年版 障害者白書 第1編 第1章 障害者の状況(内閣府)→ページ
なお「障害者白書」は、内閣府が1996年から毎年作成している
障害者に関する報告書で、こちらから見られます。
1. 障害者の割合とその推移
まず、日本における障害者の人数は、
2005~2011年の調査では「約741.1万人」です。
そして、その頃の日本の総人口は、
2005年と2010年の調査の平均で「約1億2791万人」です。
よって、日本における障害者の割合は「約5.8%」となります。
約17人に1人、意外と多いですね…
また、1980~2010年の総人口と
各種障害者(身体 / 知的 / 精神・発達)の人数の推移は
このようになっています。
障害者の人数は増えていっていますが、
同時に総人口も増えていっているので、これでは
「障害者の割合」が増えているかどうかは分かりにくいです。
そこで、上のデータから割合を求めて
折れ線グラフにしたものが次の図です。
右肩上がりになっています。
つまり、「障害者の割合は増えてきている」という話は
事実だった、という事です。
2. 各種障害者の割合と実状
そしてこのデータからもう1つ分かるのが、障害者の割合が
「身体 > 精神・発達 >>> 知的」であるという事です。
知的障害者だけこんなに少ないとは意外ですね…
しかしそうであるにも関わらず、国の対応の順番は
「身体 → 知的 → 精神・発達」でした。
「このデータがそれぞれ何年からあるか」という事から分かる通り、
それぞれの調査を始めた時期もこの順番ですし、
法定雇用率の対象になった(詳細はこちらの記事にて)のも
この順番でした。
おかしくないですか?
人数が少なければ冷遇してよいという訳ではありませんが、
順番に対応するのであれば「人数が多いもの」を
優先すべきなのではないかと私は思います。
では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
私は「障害者の割合は増えてきている」という話を
目にしたような覚えがあるのですが、実際のところはどうなのか…
という訳で、調べて見つけた以下のデータを基に、
「障害者の割合」についてまとめてみました。
出典(引用ではなく参考)
・昭和55年国勢調査 ~ 平成22年国勢調査 人口推計 (総務省統計局)
・平成25年版 障害者白書 第1編 第1章 障害者の状況(内閣府)→ページ
なお「障害者白書」は、内閣府が1996年から毎年作成している
障害者に関する報告書で、こちらから見られます。
1. 障害者の割合とその推移
まず、日本における障害者の人数は、
2005~2011年の調査では「約741.1万人」です。
そして、その頃の日本の総人口は、
2005年と2010年の調査の平均で「約1億2791万人」です。
よって、日本における障害者の割合は「約5.8%」となります。
約17人に1人、意外と多いですね…
また、1980~2010年の総人口と
各種障害者(身体 / 知的 / 精神・発達)の人数の推移は
このようになっています。
障害者の人数は増えていっていますが、
同時に総人口も増えていっているので、これでは
「障害者の割合」が増えているかどうかは分かりにくいです。
そこで、上のデータから割合を求めて
折れ線グラフにしたものが次の図です。
右肩上がりになっています。
つまり、「障害者の割合は増えてきている」という話は
事実だった、という事です。
2. 各種障害者の割合と実状
そしてこのデータからもう1つ分かるのが、障害者の割合が
「身体 > 精神・発達 >>> 知的」であるという事です。
知的障害者だけこんなに少ないとは意外ですね…
しかしそうであるにも関わらず、国の対応の順番は
「身体 → 知的 → 精神・発達」でした。
「このデータがそれぞれ何年からあるか」という事から分かる通り、
それぞれの調査を始めた時期もこの順番ですし、
法定雇用率の対象になった(詳細はこちらの記事にて)のも
この順番でした。
おかしくないですか?
人数が少なければ冷遇してよいという訳ではありませんが、
順番に対応するのであれば「人数が多いもの」を
優先すべきなのではないかと私は思います。
では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
2017-01-27 14:58
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