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精神・発達障害の対処方法 [情報(精神)]

風邪などの一般的な病気に対しては、
かかった際にどう対処すればいいかは大体分かりますよね。

また「身体障害」に対しても、「車椅子」「リハビリ」など、
負った際の対処方法はある程度想像が付くと思います。

では「精神障害」「発達障害」に対してはどうでしょうか。
負った際にどういう対処方法があるのか、
分からない人も多いのではないでしょうか。

という訳で今回は、精神障害や発達障害を負った際の対処方法について
書いていこうと思います。


1. 緩和と完治

まず初めに、対処方法を書いていく前に、
精神障害と発達障害の「完治」について書いておきます。

精神障害は、英語で「mental disorder(=変調)」というように、
一時的、すなわち完治させられるものが多いです。

一方発達障害は、以前の記事でも書いたように
「ほぼ先天性かつ不治」なので、緩和はできても完治は不可能です。
ずっとその障害と付き合っていく事となります。


2. 3つの対処法

精神障害は「精神病」とも呼ばれるように、
一般的な「病気」に近い性質を持っているといえます。

ここでは「風邪」と比較して考えてみましょう。

「安静にする」「病院に行く」「薬を飲む」

風邪を引いた時の対処としては、以上の3種類が考えられますが、
精神障害や発達障害においても、同じような対処方法があります。


まず「安静にする」ですが、風邪がしばらく安静にすれば治るように、
精神・発達障害も自然に緩和する可能性はあります。

発達障害に関しても、単に成長しているだけの可能性もありますが、
自然に緩和しないとは言い切れません。完治する事はありませんが…

ただし、放っておくとまずい場合もあるので、
症状が軽い場合を除き、この方法はおすすめできません。


次に「病院に行く」ですが、風邪などに対して「耳鼻科」があるように、
「心の辛さ」に対しては「精神科」があります。

もし「精神的に辛い」という事があったら、
抱え込まず、お近くの精神科を受診される事をおすすめします。


そして「薬を飲む」ですが、風邪に対して「風邪薬」があるように、
精神・発達障害にも「薬」があるのです。

風邪で耳鼻科を受診した時に風邪薬を処方してもらえるように、
そういった薬は精神科を受診した時に処方してもらえます。

なお、そういった薬は副作用が強めな傾向にあり、自分勝手な判断で
飲むと危険なので、風邪薬と違って市販はされていません。


3. 精神科の薬

精神科で処方される「精神に作用する薬」は、
風邪薬に様々な種類があるように、様々な種類があります。

例えば「うつ病」に対する薬は「抗うつ薬」と呼ばれ、
その中にも「SSRI」「SNRI」などといった種類があります。

また発達障害の例としては、「ADHD」に対しては
「コンサータ」「ストラテラ」といった薬が処方されます。
(なお私の障害は軽度なので服薬はしていません)

ただし先述した通り、発達障害は完治する事はないので、
その効果は一時的に症状を抑えるだけにとどまります。
つまり、服用の必要がないくらいに症状が緩和されるという
例外を除けば、基本的にはずっと飲み続ける必要があるのです。

なお、前項でも書きましたが、こういった精神科の薬にも
「副作用」があり、しかもそれが強めな傾向にあります。
「風邪薬を飲んだら眠くなった」とかいうレベルではないので、
取り扱いには注意が必要です。


4. 心理療法

ここまでは薬物療法など一般的な病気と同じような対処法を
書いてきましたが、精神・発達障害特有の対処法もあります。

それは、物理的・化学的手段に拠らず心理的な面に働きかける
「心理療法(精神療法)」というもので、
「認知療法」「行動療法」などの種類があります。

この心理療法を行う人を「心理療法士」などと呼びます。


では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
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