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本当は恐ろしい「うつ」の話 [情報(精神)]

さて今回は、前々回の記事(お詫びの記事を含めて)
抗うつ薬の話で少しだけ登場した「うつ」がテーマです。

多くの人はうつの事をぼんやりとしか理解していない感じがあるので、
この記事でしっかりと理解してもらえたらと思います。


1. うつの原因

まず声を大にして言いたいのが、うつは決して「甘え」などではなく、
ちゃんとした「原因」があるのだ、という事です。

その原因ははっきりと分かっているわけではありませんが、よく言われているのが
「セロトニンなどの快楽物質(神経伝達物質)の欠乏」を原因とする説です。

その為、うつの緩和や治療の為に使われる「抗うつ薬」には、
こういった物質に対して分泌後再び取り込まれるのを阻害したり
分泌量を増やしたりして、その量を増やすものが多いです。

例えば、略して「SSRI」と呼ばれる「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」
略して「SNRI」と呼ばれる「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」
などがあります。


2. うつと自殺

うつと一口に言っても、その症状には軽いものから重いものまであり、
重いものだと「死を望み、自殺を考える」レベルにまでなります。

事実、うつ病患者および抑うつ状態の人の自殺率は
そうでない人の自殺率に比べて大幅に高いです。

なお、あまりにも重いうつだと、「死にたいという思いはあるが、
自殺する為に動く事さえ億劫である」という理由で自殺しない、という場合があり、
治りかけの時にその億劫さが無くなって自殺する、というケースがあります。
その為、「うつは治りかけが一番危ない」と言われています。
(治りかけに自殺する理由に関しては、これとは異なる説もあります)

程度にもよるものの、うつとはそれほどまでに辛いものであり、
その事をもっと多くの人に知っていただきたいです。


では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
次回も引き続きうつの事(心理状態について)を書く予定です。
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