SSブログ


健常者の呼称・障害者の俗称 [情報(全般)]

今回は、「特定の健常者に対する呼称」
「特定の障害者に対する俗称」について書いていきます。


1. 健常者の呼称

これまでも度々登場しましたが、
障害を持っていない、障害者でない人の事を「健常者」といいます。

これは「障害全般」を持っていない事に対する呼称ですが、
ある「特定の障害」を持っていない人に対する呼称もあるのです。

「視覚障害者」に対して、視覚障害を持っていない人の事は
「晴眼者」といいます。

また、「発達障害者」に対して、発達障害を持っていない人の事は
「定型発達者」といいます。


2. 障害者の俗称

特定の種類の障害者に対する俗称というものが
世の中にはいくつかあり、例えば以下のようなものが挙げられます。
(蔑称にもなりうるので、あまり進んで使わないようお願いします)

「ガイジ」 … 障害を持つ子供「障害児」の略称。
        知的障害児(+身体障害児)だけを対象とする場合も。

「コミュ障」「コミュニケーション障害」の略称。
        それを持つ人の事も意味する。

「メンヘラ」「精神障害者」の俗称。
        心の健康を意味する「メンタルヘルス」を略して「メンヘル」
        それが失われている状態の人という事で「er」を付けて
       「メンヘラ」という理屈。

「池沼」  …「知的障害」「知的障害者」を意味するネットスラング。
       「ちてきしょうがい」を略した「ちしょう」
       「池沼」と誤変換されて、それがそのまま定着した。
        よって読みは「ちしょう」

前から何度か書いているように、精神障害は軽く見られがちで、
特に「コミュ障」などは健常者に対しても普通に使われています。

そして悲しいのが、例え相手が健常者だったとしても、その相手を
貶める目的でこういった言葉が悪口として使われている、という現実です。

インターネット上でもよく見かけますし、実際私が中学生の頃、
健常者に対しても「ガイジ」「ガイジ」と連呼する男子がいました。

その頃はその言葉の意味を知らなかったのですが、
意味を知った今ではその発言に強い嫌悪感を覚えます。

また上で挙げた言葉の他にも、文章を理解できていない人に対して
アスペルガー症候群の略称である「アスペ」という言葉が
使われている場面を、インターネット上で度々見かけます。

意外とアスペルガー症候群の知名度が高いようで、
それは少し嬉しいですが、悪口に使われているのはやはり悲しいです。

実際に貶している相手だけでなく、その障害を実際に持つ人たちも
貶されているような感覚になりますし、貶しているようなものだと思います。
だから、こういった言葉を悪口に使うのは、できるだけ控えていただきたいものです。


では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。